その際の手順などを説明します。
○用意するモノ
・SunFounder(サンファウンダー)ESP8266Wifi無線シリアルトランシーバモジュール UNO R3 Mega2560 Nano Arduino初心者専用 [並行輸入品]
・PL2303HX内蔵USBシリアル変換ケーブル
・PL2303HX内蔵USBシリアル変換ケーブルのドライバ
・通信ソフト TeraTerm
・ファームウェア書き換えツール FLASH_DOWNLOAD_TOOLS_v2.4_150924
※ファームウェア書き換えツールは必須ではありません。
上記ESP8266WiFiモジュール(ESP-01)は、技適が付いてないので注意。また、シリアル変換ケーブルは各種ありますが、Windows10に対応していないものもあるので注意が必要です。
技適取得済みのWiFiモジュール(ESP-WROOM-02)は、スイッチサイエンスなどで購入できます。使い方は変わらないので、こちらを利用することをお勧めします(端子配列は異なる)。ただし、ESP-WROOM-02を使用したモジュールは、Arduinoの3.3V電源では駆動できないため、別途3.3Vを供給するための電源が必要になります。
・EasyWordMall 3.3V 5V MB102ブレッドボード用 電源モジュール パワーモジュール
・ACアダプター 12V/0.5A
○下準備
①PL2303HX内蔵USBシリアル変換ケーブルのドライバ、TeraTermをインストールします。
②次のように回路を接続します。
※3.3V電源はArudinoから供給、ESP-WROOM-02の場合は別電源が必要
TX | シリアル変換ケーブル白 |
RX | シリアル変換ケーブル緑 |
CH_PD | 3.3V |
VCC | 3.3V |
○TeraTermの設定
①TeraTermを起動します
②[シリアル(E)]をオンにし、[ポート(R)]から「COMn:Prolific USB-to-Serial Comm Port(COMn)」(「n」は番号で環境により異なる)を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
③[設定(S)]→[端末(T)]を選択します。
④「改行コード」の[受信(R)]と[送信(M)]を「CR+LF」に設定し、[OK]ボタンをクリックします。
⑤[設定(S)]→[シリアルポート(E)]を選択します。
⑥[ボー・レート(B)]を「115200」に設定し、[OK]ボタンをクリックします。
⑦[設定(S)]→[設定の保存(S)]を選択します。
⑧保存先フォルダを選択し、[保存(S)]ボタンをクリックします。
○ESP-01の設定
ESP-01は、初期設定がAPモードになっているため、次のように操作して、モードを変更します。
①TeraTermから「AT」と入力し、[Enter]キーを押し、「OK」と表示されることを確認します。
※「OK」と表示されない場合は、配線を確認してください。
②「AT+CWMODE=3」と入力し、「Enter」キーを押します。
ATコマンドについては、こちらを参照してください。
○回路の配線
LED制御と温度計測をするための回路を組みます。
○プログラムの作成
実際の回路では、Wifi接続時などのウェイト時間を多くとらないと上手く動きません。
・LED制御
・温度計測
<SSID>にはWiFiのSSIDを、<password>にはWiFiのパスワードを入力します。
クライアント側(ブラウザ側)のHTMLコードは変わりませんので、前回の記事を参照してください。