2016年10月29日土曜日

DCモータードライバーIC制御用のArduinoライブラリ

 BluetoothやWiFiで制御するリモコンカー、ドローン、ロボットなど作ろうから思い、Aliexpressで購入したDCモータードライバーモジュール用のライブラリを書いてみました。(L298N用のライブラリを修正)
 ICの名前は、削られているのか、読み取ることはできませんでした。品名、商品説明にはL298Nという表記がありますが、EN(イネーブル)はなく、制御信号2本で1つのモーターを制御する仕様になっています。

モード
IN1
IN2
IN3
IN4
モーターA
正転
H/PWM
L


逆転
L
H/PWM


スタンバイ
L
L


ブレーキ
H
H


モーターB
正転


H/PWM
L
逆転


L
H/PWM
スタンバイ


L
L
ブレーキ


H
H

 以下のモータードライバICなどでも使用できます。

2016年10月24日月曜日

電子工作まめ知識-lipoバッテリーの外形寸法

 lipoバッテリー(リチウムイオンポリマー電池)の外形寸法は、本体に印刷されている6桁の番号で分かります。(6桁の番号が印刷さていない場合もあります。)

 この場合、「501230」が外形寸法です。2桁ごとに「厚さ」「縦」「横」の寸法で、「厚さ」は0.1ミリ単位、「縦」「横」は1ミリ単位で表記されています。













 まれに、厚さも1ミリ単位で表記されている場合があるようです。
 

 ドローン用のlipoバッテリーも同様ですが、ワイヤーの部分を含まないことに注意してください。

 
 数字が見えにくいですが「862540」(厚さ8.6mm、縦25㎜、横40㎜)と記載されています。


2016年10月19日水曜日

秋の夜長の電子工作 - ミンティア デジタルカメラ





















○パーツリスト
1
カメラモジュール
1
1
1
1
1
10kΩ抵抗
1
1列ピンソケット4P
1
ミンティアドライハードのケース
1

 カメラモジュールは、SymaのマルチコプターX5シリーズに付いているカメラの中身を使用しました。
 ミンティアのケースは、各モジュールのLEDが確認できるように、透過率が比較的高いドライハードのケースを使用しました。

○回路図
 

○レイアウト・配線
 

  TP4056 充電器モジュールの改造手順は、こちらを参考にしてください。


○ファームウェア(Arduinoスケッチ)

 プッシュボタンを短めに押すと写真を撮影、長押しでビデオ撮影開始、ビデオ撮影を停止するには、もう一度ボタンを押す。


2016年10月14日金曜日

秋の夜長の電子工作 - bluetooth通信で制御するMP3プレーヤー


 














○パーツリスト
1
bluetoothモジュール(HC06など)
1
1
1
1
抵抗20kΩ
1
M2タッピングネジ
2

その他、配線用ワイヤー、ホットボンドなど。

○回路図

○配線・レイアウト


bluetoothモジュールはMP3モジュールの下にあります。

TP4056 充電器モジュールの改造手順は、こちらを参考にしてください。

○制御用プログラム

・Androidアプリ
 こちらから、apkファイルをダウンロードして、インストールしてください。
 

 MIT App Inventorのプロジェクトファイルは、こちらからダウンロードできます。

・PC(Node.js)
  必要モジュール soket.io、serialport
 次のHTMLとJavaScriptコードを入力し、作業用フォルダに保存します。
 COMポートには、bluetoothモジュールのCOMポートを指定(コード中では「COM6」を設定しています)してください。
 PC(Windows)とbluetoothモジュールのペアリング、COMポートの確認方法は、「IchigoJamとPCの通信をBluetoothで無線化する」を参照してください。

 以下の手順で動作を確認します。
①コマンドプロンプトを起動し、作業用フォルダに移動します。
②「node mp3.js」と入力します。
③ブラウザで「http://localhost:3000」にアクセスします。
④各ボタンをクリックし、動作を確認します。

○参考
 ケースの3Dプリントのデータは、こちらからダウンロードできます。

秋の夜長の電子工作 - ミンティアブリーズ MP3プレーヤー V2

ミンティアブリーズ MP3プレーヤーを少し改良してみました。

○変更点
・充電器モジュールをミニUSBタイプからマイクロUSBタイプに変更
・lipoバッテリーを120mAhに変更
・プッシュボタンの接続端子を変更
・リピート機能、リピートのLEDインジケータを追加
・レイアウトを変更

 befor 













 After
 

○回路図

○ファームウェア(Arduinoスケッチ)


・中央:プレイ/ポーズ、長押しで現在の曲をリピート(リピートLED点灯)
・左 :ボリュームダウン、長押しで前の曲へ
・右 :ボリュームダウン、長押しで次の曲へ

 今回は、MP3のライブラリは使用していません。





秋の夜長の電子工作 - ミンティアブリーズ FMラジオ

 




その他、配線用ワイヤー、ホットボンドなど。

○回路図
 

 音声出力のカップリングコンデンサ(4.7μF)は無くても良いですが、5段プラグのヘッドフォンなどを使用した場合、接触不良で出力が発振する場合があるので、念のため入れています。

○実装・配線
 

TP4056 充電器モジュールの改造手順は、こちらを参考にしてください。


○ファームウェア(Arduinoプログラム)
・必要ライブラリ Adafruit_SSD1306Radio


・上ボタンでボリュームアップ、長押しでシークアップ
・下ボタンでボリュームダウン、長押しでシークダウン
・中央ボタンでメモリーした周波数(既定は81.8MHz)で選局、規定の周波数は、FIX_STATIONで設定
・中央ボタン長押しで現在の周波数をメモリー

2016年10月3日月曜日

IchigoJamをスマホ(Android)で制御する

 Androidのプログラムは、パーミッションがどうだとか、インテントがどうだとか、いろいろと作法があり、簡単なことを簡単に実現できません。また、開発環境の構築も、そこそこ面倒です。
 そんな面倒なことを省いて、Androidアプリを開発できるのがMITの「App Inventor」です。
 

 今回は、この「App Inventor」を使って、スマホ(Android端末)でIchigoJamを制御するアプリを作成してみました。

○IchigoJamの準備
 「IchigoJamとPCの通信をBluetoothで無線化する」の手順で、IchigoJamにBluetoothモジュールを接続します。

○アプリのインストール
 こちらから、APKファイルをダウンロードしてインストールしてください。
※提供元不明のアプリのインストールを許可してから、インストールしてくだしさい。

○使い方
①アプリを起動する前にあらかじめ、Bluetoothモジュールとスマホをペアリングしておきます。
②アプリを起動し、「ペアリングBluetoothデバイス」をタッチします。
 

②接続するBluetoothデバイス(この例では「RNBT-DE41」)をタッチして選択します。
※接続が完了するまで少し時間がかかります。接続エラーが発生した場合は、アプリを再起動してください。
③接続されると次の画面になります。
 
・[LED ON][LED OFF]ボタンで、ビルトインLEDの点灯/消灯
・テキストボックスにBASICのコマンド入力し、[送信]ボタンでコマンドを送信
・行番号を付けて送信すれば、プログラムとして入力される
 
・[音声認識]ボタンで、音声入力開始、認識されたテキストはテキストボックスに入力される


 アプリのプロジェクトファイル(.aia)は、こちらからダウンロードできます。
 プロジェクトファイル(.aia)は、「App Inventor」の[Projects]メニューの[Import project(.aia) from my computer]でインポートできます。