○複数のボードをまとめて制御する
複数のボードをまとめて制御するには、「Boards」オブジェクトを使います。「Boards」オブジェクトは、「Board」オブジェクトのコレクションです。Boardsオブジェクトを作成するには、Boardsクラスのコンストラクタを使います。
var five = require("johnny-five");
// IDが「A」と「B」の2つのボードを含むboardsオブジェクトを作成
var boards = new five.Boards(["A", "B"]);
// ボードの準備ができたら
boards.on("ready", function()
//
boardsオブジェクトの各ボードを順に参照
this.each(function(board) {
//
各ボードの13ピンに接続されているLEDを点滅
new five.Led({pin: 13, board: board}).strobe();
});
});
|
PCとボードの通信に使用するシリアルポートを明示的に指定するには、オプションの「port」プロパティを使います。
var boards = new five.Boards([
{ id: "A", port: "COM8" },
{ id: "B", port: "COM9" }
]);
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※この例は、Windows環境でのシリアルポートの指定方法です。
○特定のボードを参照する
「Boards」オブジェクトの特定のボードを参照するには、「id」プロパティを使います。たとえば、ボード「B」の13ピンに接続されているLEDを点滅させるには、次のように書きます。
var five = require("johnny-five");
// IDが「A」と「B」の2つのボードを含むboardsオブジェクトを作成
var boards = new five.Boards(["A", "B"]);
boards.on("ready", function()
{
// boardsオブジェクトを参照
this.each(function(board) {
// IDが「B」だったら
if
(board.id === "B") {
// ledオブジェクトを作成
// (ボード「B」の13ピンをLED制御用に使用)
var
led = new five.Led({
pin: 13,
board: board
});
// ボード「B」の13ピンに接続されているLEDを点滅
led.blink();
}
});
});
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コンポーネントのオブジェクトから、特定のボードを参照するには、「bord」プロパティに「byId」プロパティを使ってボードのIDを指定します。たとえば、ボード「A」の13ピンに接続されているLEDを点滅させるには、次のように書きます。
var five = require("johnny-five");
// IDが「A」と「B」の2つのボードを含むboardsオブジェクトを作成
var boards = new five.Boards(["A", "B"]);
boards.on("ready", function() {
//
ledオブジェクトを作成
//
(ボード「A」の13ピンをLED制御用に使用)
var led = new five.Led({
pin: 13,
board: this.byId("A")
});
//
ボード「A」の13ピンに接続されているLEDを点滅
led.blink();
});
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○Raspberry PiでJohnny-Fiveを使用する
Raspberry PiでJohnny-Fiveを使用するには、IOプラグインの「Raspi-IO」を使います。「Raspi-IO」をインストールするには、次のように操作します。
①コマンドプロンプト(またはターミナル)を起動し、作業用のフォルダに移動します。
②「npm install raspi-io」と入力します。
Raspberry Piの「Board」オブジェクトを作成するには、次のように書きます。
var raspi = require('raspi-io');
var five = require('johnny-five');
var board = new five.Board({
io: new raspi()
});
board.on('ready', function() {
//
P1(ピンヘッダー1)のピン7(GPIO4)上に
//
LEDを作成して点滅
(new five.Led('P1-7')).strobe();
});
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