○Joystickオブジェクトを作成する
ジョイスティックのデータを取得するには、Joystickオブジェクトを使います。Joystickオブジェクトは、物理的なボードに接続された単一のジョイスティックを表すオブジェクトです。Joystickオブジェクトを作成するには、Joystickクラスのコンストラクタを使います。引数には、X用とY用のアナログピンの名前を含むオブジェクトを指定します。
たとえば、一般的な2軸のアナログジョイスティックを使用するためJoystickオブジェクトを作成するには、次のように書きます。
new five.Joystick({
// [ x, y ]
pins:
["A0", "A1"]
});
|
・配線図
new five.Joystick({
controller: "ESPLORA"
});
|
その他、指定できるオプションは、次のとおりです
プロパティ
|
タイプ
|
規定値
|
|
invert
|
真偽値
|
trueで両方の軸を反転
|
false
|
invertX
|
真偽値
|
trueでX軸を反転
|
false
|
invertY
|
真偽値
|
trueでY軸を反転
|
false
|
new five.Joystick({
pins:
["A0", "A1"],
invertY: true
});
|
「invert」「invertX」「invertX」の設定による軸の状態については、次のWebページの項目を参照してください。
○ジョイスティックのデータを取得する
ジョイスティックのデータを取得するには、イベントハンドラを使います。イベントハンドラは、「on」メソッドを使って書きます。イベントにはイベント名を、ハンドラにはイベント発生時に実行する処理(コールバック関数)を指定します。
on("イベント", ハンドラ)
|
Joystickオブジェクトで発生するイベントは、次のとおりです。
イベント
|
説明
|
change
|
ジョイスティックの軸の値が変更されるたび発生する
|
data
|
25ミリ秒間隔で発生する
|
取得した値は、次のプロパティで参照することができます。
プロパティ
|
説明
|
x
|
X軸の値
|
y
|
Y軸の値
|
たとえば、「change」イベントでデータを取得し、ジョイスティックのX、Y軸の値を表示するには、次のように書きます。
var five = require("johnny-five");
var board = new five.Board();
board.on("ready", function()
{
// Joystickオブジェクトを作成
var
joystick = new five.Joystick({
// [ x,
y ]
pins: ["A0", "A1"]
});
// データを取得
joystick.on("change", function()
{
console.log("Joystick");
console.log(" x : ",
this.x);
console.log(" y : ",
this.y);
console.log("--------------------------------------");
});
});
|
0 件のコメント:
コメントを投稿