○Led.RGBオブジェクトを作成する
RGB LEDを制御するには、Led.RGBオブジェクトを使います。Led.RGBオブジェクトは、物理的なボード上に接続されているRGB LEDを表すオブジェクトです。Led.RGBオブジェクトを作成するには、Led.RGBクラスのコンストラクタを使います。引数の「赤」「緑」「青」には、それぞれを接続するPWMピンの番号を指定します。
new five.Led([赤, 緑, 青]);
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オプションの「pins」プロパティでピン番号を指定する場合は、次のように書きます。
new five.Led.RGB({
pins: [赤, 緑, 青]
});
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または、次のように書くこともできます。
new five.Led.RGB({
pins: {
red: 赤,
green: 緑,
blue: 青
}
});
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RGB LEDには、カソードコモンとアノードコモンの2種類があります。既定のLed.RGBオブジェクトはカソードコモンのRGB LEDに対応します。
アノードコモンのRGB LEDを使う場合は、オプションの「isAnode」プロパティを「true」に設定して、Led.RGBオブジェクトを作成する必要があります。
new five.Led.RGB({
pins: [赤, 緑, 青],
isAnode: true
});
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または、次のように書くこともできます。
new five.Led.RGB({
pins: {
red: 赤,
green: 緑,
blue: 青
}
,
isAnode: true
});
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・配線図-カソードコモン(led-rgb.fzz)
・配線図-アノードコモン(led-rgb-anode.fzz)
○RBG LEDを点灯/消灯する
RBG LEDを点灯するには「on」メソッドを、RBG LEDを消灯するには「off」メソッドを使います。また、「toggle」メソッドを使うと、現在の状態を反転することができます。
たとえば、RBG LED を点灯/消灯するには、次のように書きます。
var five = require("johnny-five");
var board = new five.Board();
board.on("ready", function()
{
// ledオブジェクトを作成(6,5,3ピンをRGB LED制御用に設定)
var
led = new five.Led.RGB([6,5,3]);
// LEDをオン
led.on();
// 5秒(5000ミリ秒)後にLEDをオフ(消灯)
this.wait(5000,
function() {
led.off();
});
// 10秒(10000ミリ秒)後に現在の状態を反転(この例ではLEDオン)
this.wait(10000,
function() {
led.toggle();
});
});
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○RGB LEDを点滅する
RGB LEDを点滅するには、「strobe」または「blink」メソッドを使います。「blink」は「strobe」のエイリアスです。間隔はミリ秒(ms)単位で指定します。コールバック関数はLEDがオン/オフするたびに呼び出されます。コールバック関数はオプションで省略できます。
strobe(間隔, コールバック関数)
blink(間隔, コールバック関数)
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たとえば、RGB LEDを500ミリ秒間隔で点滅させるには、次のように書きます。
var five = require("johnny-five");
var board = new five.Board();
board.on("ready", function()
{
// ledオブジェクトを作成(6,5,3ピンをRGB LED制御用に設定)
var
led = new five.Led.RGB([6,5,3]);
// LEDを500ミリ秒間隔で点滅
led.blink(500);
})
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○RGB LEDの明るさを調整する
RGB LEDの明るさを調整するには、「intensity」メソッドを使います。引数には明るさの強度をパーセンテージ(%)で指定します。引数を省略した場合、現在の明るさの強度を返します。
intensity(強度)
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たとえば、RGB LEDの明るさの強度を30%に設定するには、次のように書きます。
var five = require("johnny-five");
var board = new five.Board();
board.on("ready", function()
{
// ledオブジェクトを作成(6,5,3ピンをRGB LED制御用に設定)
var
led = new five.Led.RGB([6,5,3]);
// 明るさの強度を30%に設定
led.intensity(30);
});
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○RGB LEDの色を設定する
RGB LEDの色を設定するには、「color」メソッドを使います。
color(カラー引数)
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有効なカラー引数は、次のとおりです。
カラー引数
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例
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指定例
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CSSの色名の文字列
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"red", "green",
"blue"
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led.color("red")
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16進数の色の文字列
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"ff0000", "00ff00",
"0000ff"
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led.color("0000ff")
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先頭が#の16進数の色の文字列
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"#ff0000", "#00ff00",
"#0000ff"
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led.color("#0000ff")
|
8ビット・バイトの配列
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[0xff, 0x00, 0x00]
|
led.color([0xff, 0x00, 0x00])
|
8ビット・バイトのオブジェクト
|
{ red: 0x00, green: 0xFF, blue: 0x00 }
|
led.color({ red: 0x00, green: 0xFF, blue:
0x00 })
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たとえば、RGB LEDを赤(FF0000)で点灯するには、次のように書きます。
var five = require("johnny-five");
var board = new five.Board();
board.on("ready", function()
{
// ledオブジェクトを作成(6,5,3ピンをRGB LED制御用に設定)
var
led = new five.Led.RGB([6,5,3]);
// 色を「赤」に設定
led.color("#FF0000");
// LEDを点灯
led.on();
});
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○RGB LEDの点滅動作を停止する
「blink」「strobe」メソッドなどによる点滅動作を停止するには、「stop」メソッドを使います。
たとえば、10秒後にRGB LEDの点滅動作を停止し、LEDをオフにするには、次のように書きます。
var five = require("johnny-five");
var board = new five.Board();
board.on("ready", function()
{
// ledオブジェクトを作成(6,5,3ピンをRGB LED制御用に設定)
var
led = new five.Led.RGB([6,5,3]);
// LEDを500ミリ秒間隔で点滅
led.blink(500);
// 10秒(10000ミリ秒)後に点滅動作を停止し、LEDをオフ(消灯)
this.wait(10000,
function() {
led.stop().off();
});
});
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